2005年は、フランスのワイン産地全体的に高く評価されているヴィンテージです。
ボルドーでは世紀のヴィンテージと呼ばれ、2000年と比較されるほど偉大なヴィンテージとされています。
ブルゴーニュでも偉大なヴィンテージとされており、1978年を超える出来だと言う生産者も多いです。
ローヌ地方やアルザス地方でも理想的な気候条件であったと言われ、高い評価を得ています。
そしてシャンパーニュ地方では、涼しく乾燥した夏が特徴的でした。
病害も比較的多かったのですが、多くのメゾンがヴィンテージ シャンパーニュをリリースしています。
2005年のヴィンテージチャート
ブルゴーニュ
WINE ADVOCATE
コートドニュイ 98
コートドボーヌ 96
白全般 88
WINE SPECTATOR
コートドニュイ 98
コートドボーヌ 85
白全般 93
ブルゴーニュでは、2005年は奇跡的な出来の1978年と肩を並べるほどの偉大なヴィンテージとされています。
冬は寒く、4月~5月は雨がちな天気が続きます。
5月末に開花を迎えましたが、開花期が長く、一斉に開花とはいきませんでした。
6月には気温が下がり、ミルランダージュが生じてしまいます。
しかし6月の下旬から気温は上昇し、7月~8月は乾燥と暑すぎない適度な暑さによりブドウは成熟していきます。
7月には暴風雨の被害がありましたがそこまで大きな被害には発展せず、晴天に恵まれた9月に健全なブドウを収穫することができました。
ボルドー
WINE ADVOCATE
左岸(メドック、グラーヴ) 95~98
右岸(サンテミリオン、ポムロール)95~99
ソーテルヌ 96
WINE SPECTATOR
左岸(メドック、グラーヴ) 98
右岸(サンテミリオン、ポムロール) 97
ソーテルヌ 93
2005年のボルドーは、世紀のヴィンテージと言われています。
冬は少し冷涼な気候でしたが、その後は理想的にブドウの生育は進んでいきます。
温暖な春により開花は早く訪れ、乾燥した夏を迎えましたが、適度に雨が降りブドウの生育を助けてくれました。
9月も恵まれた天候が続き、晴天の下完熟した凝縮感のあるブドウを収穫することが出来ました。順調な生育であったため、8月末から収穫を始めたシャトーもありました。
2005年のボルドーワインの評価は高く、プリムールでは史上最高値が出たシャトーもあり、高値が目立ちます。
価格が高騰しているため手を出しづらいヴィンテージですが、長期熟成に向いた素晴らしいヴィンテージとして評価されています。
2005年の重大事件、ニュース
小泉首相による郵政民営化解散
ライブドアをはじめとするヒルズ族の全盛
菓子やデザートを”スイーツ”と呼ぶようになる
音楽は不振でミリオンセラーはゼロ