2007年のヴィンテージチャート|ブルゴーニュとボルドー

2007年のフランスワインは、全体的に良好な評価を得ています。

シャブリでは何度か雹の被害を受けるなど、フランス全体的に難しい気候条件ではありましたが、9月には気候が回復した産地が多く、良好なヴィンテージとなっています。

しかしシャンパーニュにとっては不安定なヴィンテージとなりました。

冬は穏やかで、春も暖かな気候が続いていましたが、5月に雹の被害に遭ってしまい、7月まで雨がちな天候が続きます。

その結果病気が発生していしまい、栽培家は病気への対応に追われてしまいました。

その後8月からは天候が回復しましたが、雨と病害の発生により難しいヴィンテージとなりました。

 

全体像としては、

デイリーワインはできる限り早く飲みましょう。

ボルドーの一般的なシャトーやブルゴーニュの村名クラス以下は、できるだけ早く飲みましょう。

ボルドーの上級シャトー、ブルゴーニュのプルミエクリュ、グランクリュはすでに飲み頃です。あと5年以内に飲むことをお勧めします。

 

2007年のヴィンテージチャート

ブルゴーニュ

WINE ADVOCATE

コートドニュイ 84

コートドボーヌ 80

白全般 91

WINE SPECTATOR

コートドニュイ 90

コートドボーヌ 88

白全般 92

2007年のブルゴーニュは、全体的に日照量が不足したヴィンテージと言われています。

4月は素晴らしい天候に恵まれたため、健全にブドウは生育していきましたが、5月に入ると気候は不安定になってしまいます。

初夏は嵐に見舞われ、開花は早かったものの開花期間が長く、不規則になってしまいました。

6月~8月は涼しく曇りがちな天候が続き、栽培家の間で日照量の不足が囁かれていました。

曇りがちで湿度が高かったため8月にはカビが発生し、収穫時の選別が絶対的に必要になりました。

開花が早かったことから、収穫は早くから始まりましたが、7~8月の日照不足により収穫を遅らせる生産者もいました。

 

ボルドー

WINE ADVOCATE

左岸(メドック、グラーヴ) 86~87

右岸(サンテミリオン、ポムロール)86

ソーテルヌ 94

WINE SPECTATOR

左岸(メドック、グラーヴ) 85

右岸(サンテミリオン、ポムロール) 86

ソーテルヌ 92

2007年のボルドーは生育期が難しかったものの、収穫を遅らせたシャトーのワインは高品質なものになっています。

2007年のボルドーは穏やかな冬と温かい春からブドウの生育が始まりました。

4月は比較的暑かったものの、5月から夏にかけては涼しく雨がちな天候になりました。雨が多かったため湿度が高く、ベト病の発生により栽培家は病害に対応する必要がありました。

9月からは天候が回復したため、収穫を遅らせて待つことが出来たシャトーは、しっかりとブドウを完熟させることが出来ました。

 

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