2010年のフランス ワインは全体的に高い評価を得ています。
ボルドーは2009年に続き偉大なヴィンテージとされており、ブルゴーニュは難しい夏でありながら良好なヴィンテージとされています。
しかしシャンパーニュは難しいヴィンテージとなりました。冬から春は穏やかな気候で心配はありませんでしたが、7月に熱波の影響で嵐に見舞われてしまいます。
嵐の影響で大雨が降り、ブドウは必要以上に水分を含んでしまいました。
その後天候は回復しましたが、2010年は難しいヴィンテージとなっています。
全体像としては、
シャンパーニュを除いてフランス全土で豊作となります。
デイリーワインはできる限り早く飲みましょう。
ボルドーの一般的なワイン、ブルゴーニュの村名クラスもすでに飲み頃を迎えています。
ブルゴーニュのプルミエクリュ、グランクリュ、ボルドーの上級シャトーもそろそろ飲み始めていいころですが、まだ十分に熟成がすすみ、おいしくなります。
2010年のヴィンテージチャート
ブルゴーニュ
WINE ADVOCATE
コートドニュイ 96
コートドボーヌ 94
白全般 94
WINE SPECTATOR
コートドニュイ 94
コートドボーヌ 91
白全般 93
ブルゴーニュの2010年ヴィンテージは、2009年の厳しい寒さの冬から始まります。
場所によってはマイナス20度まで気温が下がった場所もあり、記録的な寒さとなりました。
その寒さの影響と不安的な気候により開花は遅れ、収量は減ってしまいます。
7月前半は猛暑で暑く乾燥していましたが、後半には暑さが落ち着き、8月も穏やかに過ぎていきました。
しかし9月には嵐が来てしまい、大雨に見舞われてしまいました。
すぐに嵐は過ぎ去りましたが、雨の影響によりカビが発生することを懸念して早い収穫を行う生産者も出てきました。
しかしその後吹いた北風の影響により、ブドウ畑全体が乾燥したためカビの蔓延を食い止めることが出来ました。
多くの生産者は9月末に収穫を行い、例年よりも遅い収穫となりました。
開花期に不安定な気候であったため、ミルランダージュも発生していたため、全体的に秀句量の少ないヴィンテージとなりました。
ボルドー
WINE ADVOCATE
左岸(メドック、グラーヴ) 95~99
右岸(サンテミリオン、ポムロール)94~95
ソーテルヌ 90
WINE SPECTATOR
左岸(メドック、グラーヴ) 99
右岸(サンテミリオン、ポムロール) 98
ソーテルヌ 93
2010年のボルドーは、2009年に続き偉大なヴィンテージとされています。
春は湿度が高く暑かったため開花は不規則となりましたが、夏は乾燥して豊富な日照量を得ることが出来ました。
日中は暑く、涼しい夜を迎え理想的な寒暖差をブドウに与えることが出来ました。
収穫は9月の後半頃から始まり、しっかりと完熟しており健全なブドウを収穫することが出来ました。
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