1999年のフランスワインは、全体的に評価が高いヴィンテージです。
シャンパーニュ地方は全体的に雨が多かったのですが、気温は比較的高めであったため、良好なヴィンテージとされています。
アルザス地方は少し難しいヴィンテージとなっています。
暑く湿気がちであったため開花は遅れてしまい、その湿度の高さは7月後半まで続いてしまいます。
生産者は病害への対応が必要であり、収穫期には雨が降ってしまったため選果が重要な年となっています。
ロワール地方の生育期は理想的に進みましたが、収穫期に雨が続いてしまい、遅摘みの生産者にとっては難しいヴィンテージとなってしまいました。
ローヌ地方は北部は高い評価をえていますが、南部は9月にあった大雨の影響から難しい年となっています。
1999年のヴィンテージチャート
ブルゴーニュ
WINE ADVOCATE
コートドニュイ 92
コートドボーヌ 93
白全般 89
WINE SPECTATOR
コートドニュイ92
コートドボーヌ 90
白全般 88
1999年のブルゴーニュは、収量が多いながらしっかりと成熟したヴィンテージと言われています。
冬は雨がちでしたが、6月前半は暖かく開花は一斉に行われました。
6月〜7月にかけては涼しく湿気が高く、雷雨や雹の被害もありましたが、7月後半からは回復し、暑く乾燥した夏となりました。
雨がちな冬であったおかげで、乾燥した夏ではありましたがブドウは水不足にならず成長し、無事収穫を迎えました。
しかし9月の後半に大雨が降ってしまい、遅摘みの生産者には厳しい環境となりました。
その大雨よりも前に収穫することができた生産者は、凝縮感のある健全なブドウを収穫することができました。
ボルドー
WINE ADVOCATE
左岸(メドック、グラーヴ) 88~89
右岸(サンテミリオン、ポイヤック)88
ソーテルヌ88
WINE SPECTATOR
左岸(メドック、グラーヴ)87
右岸(サンテミリオン、ポイヤック)85
ソーテルヌ90
1999年のボルドーは、難しい気候条件のヴィンテージでした。
春は穏やかな気候で恵まれていましたが、4月〜5月は異常とも言える暑さと湿度の高さにより、生産者は農薬の散布に迫られてしまいます。
暑い5月であったため早い時期に開花し、生育は早く進んでいきました。
それ以降も暑く乾燥した気候は続きましたが、収穫期には豪雨に遭ってしまうなど、1999年は不安定で難しい気候に悩まされたヴィンテージでした
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