ワインに手を添える・添えない|注ぐときと注がれるとき

ワインはグラスから飲むものなので、注ぐときと注がれるときがありますが、その時に手を添えるかどうかが樹になる人はいるかもしれません。

しかし結論から言えば特殊なとき以外は手を添えないのがマナーですし、マナー以前に注ぎづらいのでやめたほうがいいでしょう。

ここでワインを注ぐときに手を添えるかどうかを検討してみましょう。

 

ワインに手を添える?添えない?

基本は添えない

私は実際にソムリエとしてレストランで長いこと働いていました。

毎日数えきれないほどのワインを注ぎましたが、やはり注ぐときに手を添えられることは多かったと覚えています。

しかし、実際に注ぐ側からすればワインに手を添えられることで以下のようなことを考えるものなのです。

・急にグラスを動かされたらどうしよう

・急にワインを持ち上げられたらどうしよう

・手にこぼしたらどうしよう

ワインを注ぐ側は、ソムリエであれば注ぎ慣れていますから普通であればこぼしたりすることはありませんが、手を添えられることでこのようなことを考えてしまうのです。

「そんなの考えすぎでしょ」と思うかもしれませんが、レストランやワインバーで高級なワインを飲まれているときというのは基本的にミスがあってはならないので緊張するものなのです。

そのような場面でワインを万が一こぼしたらその場が台無しになってしまう可能性がありますので、やはり普段通りにはいかなかくなってしまいます。

 

そしてこれはソムリエであってもワインパーティーなどの個人的な場合であっても同様で、注ぐ側の心理を考えるとやはり手を添えるのは避けるべきでしょう。

 

なぜ手を添えてしまうのか?

では、なぜ注がれる側はワイングラスに手を添えてしまうのでしょうか?

おそらく考えることとしては、

・注がれるワインに集中しているので、自然に手がいってしまう

・注がれすぎたらこまるので、その時のために手を添えてしまう

・なんとなくかっこよく見えるっぽいから手を添えてしまう

・ビールや日本酒の注ぎあいの延長線

このあたりが考えられます。

この中でもワインの世界でビールや日本酒の注ぎあいの延長線でワインを注ぎあうのは一番やめたほうがいいケースです。

中にはワインボトルを持ち合ってどうぞどうぞと注ぎあう姿もありますが、大変に失礼な表現になりますが公共の場では滑稽に映る可能性があります。

もちろん個人的なプライベートの場では誰かが注がないとなりませんので仕方がありませんが、それであってもどうぞどうぞと注ぎあうのはワインには合わないものかもしれません。

 

手を添えてもOKな場合

ワインを注がれるときに手を添えないのはやはりその通りですが、では手を添えてもOKな場合とはどのようなときでしょうか?

当たり前ですが立食パーティーやワインのテイスティング会などでは持っていないといけませんので、これは手を添えても問題ありません。

手に持っていたものをテーブルにわざわざおいて注がれるのを待つのも変ですし、不自然ですね。

 

それ以外の場面で手を添えてもいいときとは、あまり見出しにくいかもしれません。




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